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2024年7月17日現在、英ポンド対米ドルに関するテクニカル分析をお届けします。
6月の米小売売上高は前月比0%となり、予想の-0.3%を上回ったほか、小売売上高は過去3ヵ月で最大の伸びを記録した。景気は引き続き底堅く、市場では年内の利上げについて再び意見が分かれている。
本日、英国では6月の消費者物価指数(CPI)や6月の小売物価指数(RPI)など、一連の経済指標が発表される。もしデータがさらに鈍化すれば、8月の利下げが視野に入り、ポンド安につながる可能性がある。
(英ポンド/米ドル日足チャート。 出所:Ultima Markets MT4)
指標は過熱圏で絡んでおり、弱気のシグナルが点灯しそうになっている。強気派勢力の鈍化と為替レートがリトレースメントする可能性を示唆している。ただし、それがはっきりするまでは、売りでエントリーのチャンスに過度に注目する価値はない。
為替レートが上昇チャネルラインの上端に阻まれており、2取引日連続の調整によって、今日為替レートのトレンドの方向性は明確になるかもしれない。為替レートがチャネルラインをゆっくりとブレイクすることになる場合、為替レートのトレンドとストキャスティックス指標とのダイバージェンス構造の形成を警戒する必要がある。
(英ポンド/米ドル1時間足チャート。 出所:Ultima Markets MT4)
ゼロラインを下回る指標は強気のシグナルが点灯しており、アジア取引時間における現在の為替レートは、上昇に転じるトレンドがメインとなる可能性を示唆している。なお、為替レートが昨日の高値にタッチした場合、MACD指標と為替レートがダイバージェンス構造を形成していることを警戒する必要がある。
昨日、為替レートはレンジ相場の下限を下回ったが、黒い65日線に支えられ、レンジ内に反発した。これは典型的な偽ブレイクアウトパターンで、為替レートは、短期的に上昇を続ける可能性が高く、最初の目標値はレンジの上端に注目し、阻まれた後の値動きに気を配る必要がある。
(英ポンド/米ドル30分足チャート。 出所:Ultima Markets APP)
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