2024年8月22日現在、英ポンド対米ドルに関するテクニカル分析をお届けします。 

要点 

• FOMC議事要旨 

米連邦準備制度理事会（FRB）は22日、7月に開かれた連邦公開市場委員会（FOMC）の議事要旨を公表した。大多数の参加者は、経済指標が引き続き予想通り推移した場合、次回の会合で金融緩和を行うことが適切であるとの見解を示した。これは基本的に、9月に利下げが実施されることを裏付けるもので、利下げが実施される前に、市場はドル安に賭けるセンチメントに支配されることになる。 

• 米雇用者数、大幅下方修正 

昨日、米労働統計局は3月までの1年間の非農業部門雇用者数を81万8000人下方修正した。これにより、雇用成長率は前回発表の+1.9%から+1.4%となった。雇用水準は-0.5%に修正され、下方修正幅は2009年以来最大となった。今回の改定値は、FRBが最大0.5％ポイントの利下げを主張していることを裏付けている。 

テクニカル分析 

日足チャート分析 

（英ポンド/米ドル日足チャート。　出所：Ultima Markets MT4） 

• ストキャスティクス 

ストキャスティクスは買われすぎゾーンに入り、ファーストストキャスティクスが減速し始め下降に転じようとしており、短期的には弱気のシグナルが点灯する可能性が高い。ロングポジションを取る投資家は、随時為替レートが転換するリスクに注意する必要がある。 

• ダブル上昇チャネル 

ここ1週間、為替レートは力強く上昇し続け、当面の強気派の強さと、ポンドドルは年初来では割安であるという市場の見方を示している。しかし、為替レートがあまりにも急速に上昇し、短期上昇チャネルラインと長期（2023年10月～現在）上昇チャネルラインの両方に接近していることは注目に値する。ポンドドルが反転下降する可能性はあるが、明確なシグナルが出るまではロング基調が続くだろう。 

15分足チャート 

（英ポンド/米ドル15分足チャート。　出所：Ultima Markets MT4） 

• 上昇チャネル 

ポンドドルは昨日、上昇チャネルラインを突破し、現在のアジア取引セッションでは、上昇チャネルラインまでリトレースメントしている。理論的には、これまでの上昇トレンドは終了し、短期的には調整局面、あるいは下降局面に入る可能性が高い。 

• エリオット波動 

昨日の為替レートの上昇の構成は、明確な5つの波構成になっており、全体的にはっきりとした推進波が見られる。そして、昨日の米国取引セッションで1.30946を下回ったことは、今日の為替レートの動きが主に下降することを示唆している。 

トレーディングセントラル　PIVOTインジケーター 

（英ポンド/米ドル30分足チャート。　出所：Ultima Markets APP） 

• Ultima Markets APPにあるPIVOT指標によると、当日の中心価格は1.3050。 

• 1.3050を上回ると上昇トレンド、最初の目標値は1.3120、次の目標値は1.3140。 

• 1.3050を下回ると下降トレンド、最初の目標値は1.3030、次の目標値は1.3010。 

免責事項 

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