2024年6月28日現在、米ドル対カナダドルに関するテクニカル分析をお届けします。 

要点 

• FRBがカナダドル安を後押し 

米連邦準備制度理事会（FRB）とカナダ中銀の金融政策が乖離しており、FRBはカナダ中銀よりもハト派的でないため、米ドル対カナダドル相場は恩恵を受ける可能性が高い。投資家は現時点でこの政策の分岐を十分に消化していないことが考えられ、特に市場が米ドル/カナダドルが1.40の大台を突破すると予想するリスク回避のシナリオでは、米ドル/カナダドルが大幅に上昇する余地がある。 

• 米国、PCEの発表 

今晩米経済指標の発表が予定されることと、原油市場が静観していることから、ボラティリティは2021年以降で最も狭い価格帯で推移している。トレーダーは、今夜発表される米PCEデータに注目し、今後の金融政策の方向性を見極めようとしている。 

テクニカル分析 

日足チャート分析 

（米ドル/カナダドル日足チャート。情報源：Ultima Markets MT4） 

• ストキャスティクス 

指標はボトム圏付近で強気のシグナルが点灯しており、現在の為替レートが強気なセンチメントが優勢であることを示唆している。短期的には、買いでエントリーのチャンスが注目に値する。 

• 上昇余地 

昨日、為替レートは下降トレンドラインにタッチした後、赤の33日線で調整している。現時点で、アジア取引時間ではトレンドラインを上抜けしており、上にある上昇余地が開かれて、さらなる上昇の可能性がある。 

1時間足チャート 

（米ドル/カナダドル1時間足チャート。情報源：Ultima Markets MT4） 

• ストキャスティクス 

指標は過熱圏に入って、弱気のシグナルが点灯しており、現時点で短期的な弱気の勢力が優位であることを示唆している。指標が過熱圏から脱出してから、強気シグナルの有無に注目しよう。 

• サポート価格水準 

為替レートは、1.3700の高値を上抜けしたことにより、短期的な強気サインが非常に明確になっている。赤の33日線と黒の65日線に注目し、リトレースメントの兆しを観察しよう。 

トレーディングセントラル　PIVOTインジケーター 

（米ドル/カナダドル30分足チャート。情報源：Ultima Markets APP） 

• Ultima Markets APPにあるPIVOT指標によると、当日の中心価格は1.3675。 

• 1.3675を上回ると上昇トレンド、最初の目標値は1.3720、次の目標値は1.3735。 

• 1.3675を下回ると下降トレンド、最初の目標値は1.3655、次の目標値は1.3635。 

免責事項 

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