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ニュージーランド準備銀行(RBNZ)は5月の金融政策決定会合で、7会合連続の金利据え置きとなる5.5%のオフィシャル・キャッシュ・レート(OCR)を維持し、予想以上にタカ派的な声明を発表。その結果、NZドル対米ドル相場は0.612を超える水準まで反発した。ニュージーランド準備銀行は、インフレ率を目標範囲に戻すためには、より長期間の金利を制限的な水準に維持することが必要だと述べた。第1四半期の物価上昇率は前年同期比で4%に低下したものの、中央銀行が中期的に設定している1~3%の目標範囲を大きく上回っている。
中銀の高官は、インフレが合理的な期間で目標に戻るように、高金利の引き締め策が最優先事項であることを強調した。賃金と国内消費は予想から大きく外れてはいないが、家賃、保険料、その他の国内サービス費用の上昇が原因で、インフレ圧力は続いている。
ニュージーランド準備銀行は、金利見通しのピークを5.6%から5.7%に更新し、利下げ開始時期を従来の第2四半期より遅れて2025年第3四半期と予想した。インフレ率も年内には1〜3%の目標範囲内で安定すると予想されている。
(NZ政策金利推移。 出所:ニュージランド準備銀行)
(NZドル/米ドル月足チャート)
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