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2024年6月、米連邦公開市場委員会(FOMC)は7会合連続で、政策金利を5.25%~5.50%に据え置くことを決定し、市場予想とおりと一致した。インフレ率が2%近くまで安定しない限り、FRBは利下げが適切ではないと考えている。現在の金利ドットチャートでは、今年の利下げ回数は1回のみ、2025年は4回と予想されており、2024年と2025年の両方で3回ずつの利下げという3月時点の予想から変更されている。
FRBの経済見通しでは、GDP成長率の修正を行わず、2024年に2.1%、2025年と2026年に2%を維持した。しかし、個人消費支出価格指数(PCE)の見通しは修正され、2024年に2.6%(3月時点の見通しでは2.4%)、翌年は2.3%(同2.2%)になると予測された。
失業率は2024年には3月時点の予測とおり4%で安定すると予測される。ただし、2025年の失業率は4.2%と、前回予想の4.1%から若干上方修正された。
水曜日の米国株式市場はまちまちだった。S&P500指数は0.85%上昇、ナスダックは1.54%上昇し、いずれも過去最高値を更新したが、ダウ平均は0.09%安の35ポイント下落した。ハイテク株はこの日の取引の上昇をけん引した。対照的に、エネルギー、一般消費財、公益事業セクターは不調だった。大型株では、アップル(AAPL.US)が2.86%上昇、エヌビディア(NVDA.US)が3.55%上昇、マイクロソフト(MSFT.US)が1.94%上昇した。企業ニュースでは、オラクル(ORCL.US)株がグーグルおよびオープンAIとの新たなクラウド提携のニュースを受けて13.32%急騰し、最高値を更新した。
(S&P500指数半年チャート)
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