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テキサス州オースティンに本社を置く電気自動車(EV)メーカー、テスラ(TSLA.US)は、冴えない1-3月期決算(第1四半期)を発表した。売上高は9%減の213億ドルで、アナリスト予想の223億4000万ドルを下回った。さらに、同社の調整後の一株当たり利益は0.45ドルで、これも予想の0.51ドルを下回った。
テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は、火曜日の引け後のアナリストとの決算説明会で、業績不振の主な要因は世界の電気自動車(EV)需要の落ち込みだと指摘した。CEOマクス氏は、世界のEV普及は壁にあたっており、多くの自動車メーカーが純粋なEVの生産を減らし、プラグインハイブリッド車を優先していると述べた。同社の利益と売上高が3四半期連続で目標を達成できなかったことを受け、マスク氏はテスラが市場の需要の変化に対応するため、求めやすい価格帯のモデル投入を加速させると発表した。
テスラの第1四半期の生産台数と納車台数はいずれも期待外れだった。同社が発表した世界全体での納車台数は38万6810台で、予想平均の44万9080台を下回った。生産台数は43万3371台で、予想の45万2976台を下回った。
注目すべき点は、テスラがアナリストとの決算説明会で、50億ドル規模のメキシコの新工場の計画について触れなかったことだ。2023年3月、マスク氏はテスラの最新自動車工場をテキサスとメキシコの国境から約136マイル離れたメキシコシティ、モンテレイ近郊に建設する予定だと発表した。しかし、同年10月、マスク氏は、高金利と世界経済による建設計画への圧力について懸念するコメントを発表した。
予想を下回る決算にもかかわらず、投資家はテスラの現状への対応と将来の成長に前向きなようだ。時間外取引でテスラ株は13%急伸した。
(テスラ株価推移月足チャート)
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