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パウエル米FRB議長が欧州中央銀行(ECB)フォーラムで、現時点で物価が冷え込む兆しがあり、インフレ抑制に大きな進展があったと述べた。パウエル議長は利下げの具体的な時期については言及せず、労働市場が々に均衡を取り戻すことを示し、労働市場は堅調だが緩やかに減速していると述べた。
さらに、5月の雇用動態調査(JOLTS)は、求人件数が22万1,000件増の814万件となり、市場予想の791万件を上回った。労働市場の逼迫は、金曜の非農業部門雇用者数統計への期待を強めている。
火曜日、S&P500指数とナスダックはそれぞれ0.62%、0.84%上昇し、史上最高値を更新した。ダウ平均は大型株に牽引されて162.33ポイント(0.41%)上昇した。業種別では、一般消費財・サービスと金融が好調で、一方でエネルギーとヘルスケアの2業種が下げている。
大型株では、アップル(AAPL.US)が1.62%高、アマゾン・ドット・コム(AMZN.US)が1.42%高、テスラ(TSLA.US)が10.20%高と買いが波及し続伸となっている。テスラの株価は、販売台数が予想を上回ったことから急騰している。情報筋によると、フランスの独占禁止法規制当局が米半導体大手のエヌビディア(NVDA.US)に対し、反競争行為の疑いで告発する見込み、エヌビディアがフランス規制当局に訴えられるのは初めてとなる。このニュース後、エヌビディア株価は1.31%下落した。
(S&P500指数年足チャート)
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