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2023年12月の米PCEコア指数は、変動の大きい食品とエネルギーを除いた指数が前月比0.2%上昇し、市場予想と一致、11月の0.1%増からわずかに上昇した。前年同月比では、PCEコア価格は2.9%上昇し、市場予想の3%上昇をわずかに下回り、2021年2月以来の低水準となった。
個人消費支出価格指数(PCE)に目を向けると、エネルギーと食品を含む物価は前月比0.2%増、前年比2.6%上昇し、市場予想と一致した。商品価格のみの上昇率は2022年比で0.1%未満であったが、サービス価格は3.9%と一貫して高水準を維持した。
(米国PCEコア指数。 出所:米商務省)
PCE統計が発表された後、米ドルは堅調に推移した。投資家は今週の水曜日に予定されている米連邦準備制度理事会(FRB)の金融政策決定を待っていて、米ドル指数は103.7まで上昇し、12月中旬以来の最高値と記録した。金利は安定的に推移すると予想されるが、特に注目されるのは、今年中に実施される可能性のある利下げの時期や金利に関するヒントである。3月に25ベーシスポイントの利下げが実施される可能性は現在約49%、5月に同様の利下げが実施される可能性は50%となっている。欧州中央銀行が早ければ4月にも貸出金利を引き下げると投資家が予想したため、米ドルの対ユーロ買いが急増した。また、木曜日に開催されるイングランド銀行の金融政策決定会合を前に、ドルは対ポンドで上昇した。
(米ドル指数月足チャート)
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